すずのきに
ついて

すずのきの想い

昭和44年の創業以来、私たちは着物の魅力を伝え、広げることに注力してまいりました。それは家族の輪をつなげ、絆を深めること、そして和の文化を継承し、発展させていくことにほかなりません。

着物、帯など、呉服には非常に多くの人の手がかかっています。帯締めや帯揚げ、長襦袢など、着姿ではそれほど目立たない部分にまで惜しみなく手をかけているのです。目立たないところにまで手を掛ける……。この美意識こそ和の文化の根底をなすものの一つではないでしょうか。

着物に用いられる染め、絞り、刺繡、織りなど、技法一つひとつは伝統と技術の結晶です。きらめく絹糸、輝く金箔や銀箔といった材料が高価で手がかかっているのは当然のことながら、丁寧な手業で生み出される精緻な柄や緻密に計算された柄合わせなど、驚くほどの手間と工数がかかっているのです。

使われている技術のなかには奈良時代や平安時代からの技法を応用したものもあり、長い年月をかけて完成していったものも多くあります。また、途中で技術が途絶えたものの復興されたものもあります。技術の継承は産地が担っていますが、後継者の確保も含め、簡単なことではありません。

こうした産地の努力の結果、皆様にすてきな着物をお届けすることができます。私たちも和の文化に携わる企業として、次世代に着物が伝わるよう、産地と協力して努力してまいりたいと思っております。 着物には歳月を経たものだけが持つ魅力があります。しかも、着用する楽しみがありながら、工芸品、美術品としての美しさを持ち合わせています。見てよし、飾ってよし、触れてよし、着用してよし。伝統ある芸術品を身に付ける喜びをぜひ多くの方に味わっていただき、その素晴らしさに触れ、感動していただきたいと考えております。

経営理念は
「人の喜ぶ、喜び」

人生の通過儀礼で、あるいは趣味で、あるいは自分自身へのご褒美として。あるいは子供のためや孫のために。 着物を求め、まとう目的はそれぞれです。ですが、どなたでも、どんな場合でも、お召しになる方にも、周囲の方にも最高の笑顔を届ける力が着物にはあります。

そんな幸せな時間を共に過ごしたい、過ごせるようでありたい。そうした機会をできるだけ多く提供したい。喜んでいただきたい。 経営理念の『人の喜ぶ、喜び』には、そんな思いが込められています。 周りの人も笑顔にする着物。今後も私たちは日本が世界に誇る文化を伝え、たくさんの方を笑顔にしていきたいと考えております。
今後ともご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
会社概要

代表取締役 髙田陽一

株式会社すずのき
代表取締役 髙田陽一