単衣なのに袷みたい!?特別な「両面無地小紋」をご紹介!
埼玉県川越市、鶴ヶ島市、坂戸市、川島町、ふじみ野、富士見市、狭山市でお着物のご相談をお手伝いさせて頂いております、すずのき川越本店です。
先月、すずのきオリジナル商品として「両面無地小紋」が入荷されました。
その名も「襲」~KASANE~
全部で5種類のカラー展開となっております。
表と裏ではこのように違いがあります。
表
裏
「単衣は裏がないけど、袷のように裾や袖から色を見せたい…」
「無地は持ってるけど、もっとワンランク上のお洒落がしたい…」
など、一度は考えたことがあるのではないでしょうか?
地球温暖化の影響で、地球の温度は1950年から1.5度上昇しているそうです。
また、地球温暖化による気候の変化で、感じる季節も広がってきました。
それに伴い、きものの世界でもルールにとらわれると夏日が続いても袷で我慢…となり、逆に不自然になってしまいます。
そんな中での注目は単衣。そこで、当店オリジナルの商品を一年前から準備し作り上げました。
~ココがすごい~
○享保5年に西陣の機屋から丹後に持ち帰ったことから始まり、作り始めて300年になるといわれています。そんな丹後の最高級の糸を使用し、作り上げました。
○通常反物の幅に使っている糸の数は3800本ですが、この反物はその倍の7600本を使用して作り上げています。
○反物を見ていただくとすぐにわかりますが、表と裏で柄が全く違います。両面織という特殊な織り方をしております。
○表と裏の色も全く違います。どんなに目を凝らしてみても染めむらがありません。
「捺染」といい、京友禅の1種で機械染めを行っています。日本でもこの染め方は中々できないと言われています。
○仕立て上がって来た時、単衣で仕立てているのにまるで裏地がついているように見えます。
~もっと詳しく!~
【両面織の柄】
〈立更紗文様〉
更紗はもともとインドで生まれた草花や鳥、動物などの紋様染のこと。
同じ紋様が繰り返し増殖していく様式は輪廻転生のように無限に再生する、という生命感を表現したものと考えらえています。
永遠の象徴として古くから縁起の良いとされる格調高い柄を縦方向に表現することにより、気姿が美しく様々なシーンで着用いただけます。
〈鱗紋様〉
鱗模様は三角形の幾何学模様の一つ。
形が竜や蛇、魚の鱗に似ていることに由来しています。
蛇は脱皮することから新生や成長の象徴とされ、厄を落とし再生する厄除けの意味も込められています。
【丹後ちりめん】
京都府北部丹後地域で紡がれてきた絹織物は、日本の和文化を支えてきました。
1720年に丹後峰山藩に住む絹屋佐平次が、京都の西陣の機屋から技術を丹後に持ち帰って製織を始めたのが丹後ちりめんの始まりとされ、300年以上受け継がれています。
【両面織】
300年以上培われてきた技術を生かした両面織は、経糸も特殊です。
糸を通常3800本使用しますが、両面織は糸を7600本使用しております。表と裏をうつりにくくするため、細い経糸を通常の2倍使用することにより表裏の柄が出やすく工夫しております。
【捺染】
京都市内になる操業60年の染工場で京友禅の1種類でもある機械捺染で染めています。
着物の門戸を大きく開いた機械捺染も、今では染めている染工場は京都で数軒になりました。
染色方法は、機械に銅製のローラーをセットして、捺染糊が入った染料で生地の表面を染めていきます。
両面染を作るのは非常に難しく、より高度な技が必要です。糊の量や型の彫り方に熟練の経験が生かされています。
機械で染めますが、そこには職人の手業が必要とされ希少価値の高い染め方になっています。
こちらの両面無地小紋は、羽織として着用しても良いですし、単衣として着用しても素敵に仕上がります。
単衣として着用すると表と裏の色目が違うので、歩いた時や階段を上ったときに裾からチラッと表とは異なる色が出てとってもおしゃれです。
また、裏と表があるからといって生地が分厚い、なんてことはありません。
カラーも5種類展開となっておりますので、自分のお好みの色の組み合わせをお選びいただけます。
また、仕立て直しをすれば表を裏に、裏を表にすることができるので長くご着用いただけます。
あなただけの着こなしで着用してみてはいかがでしょうか?
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